「藤枝でインドアゴルフといったら、ここ」へ。何もない物件から3打席の店舗ができるまで

最初に物件を見たとき、オーナーの稲垣様はここがインドアゴルフ店舗になる姿をまだイメージできなかったといいます。

約30坪、1997年築。何もない空間からのスタートでした。

そこからゴルフナビ社による商圏分析、現地調査を経て店舗レイアウトを作成。3Dで完成形を確認しながら内装工事を進め、GOLFNAVI 2打席とSMARTSWING 1打席を設置しました。

当初の計画は2打席でしたが、レイアウトを検討した結果、収益性も考慮して3打席へ。さらに予約システム「ゴルレン」とGOLFNAVIの連動により、予約時間に合わせてシミュレーターGOLFNAVIがON/OFFする運営環境も整えました。

オープン前にもかかわらず、すでに体験予約が数件入り、近隣企業では法人契約も検討されています。

「藤枝でインドアゴルフといったら、ここ」

そんな場所を目指す稲垣様は、なぜ開業を決め、何もない物件からどのように店舗をつくっていったのでしょうか。

「今が変革期」。地方だからこそ可能性がある

稲垣様がインドアゴルフの開業を考え始めたのは約1年前。ゴルフ歴は約2年半で、前職での付き合いをきっかけに始めました。

ゴルフを続けるなかで感じたのが、練習環境に対するニーズです。屋外練習場は夏の暑さや虫、天候などの影響を受けます。一方、地方ではまだインドアゴルフを体験したことがない人も多く、「少し敷居が高い」と感じる人もいるといいます。

「ゴルフ業界は今、変革期だと思っています。屋外の練習場からインドアへ移行していくタイミング。地方ではまだ初動の時期だと思うので、そこに乗りたいと思いました」

だからこそ稲垣様が目指したのは、「どんな人でも入りやすい店」でした。

40〜60代の男女をメインにしながら、初心者、女性、シニア、上級者、ジュニアまで幅広く利用できる店舗を想定。将来的にはティーチングやイベント、近隣高校との連携なども考えています。

単なる練習場ではなく、ゴルフを通じて人が集まる地域密着型の店舗をつくることが目標です。

出店するなら地元・藤枝。重視したのは「立地」

出店場所に選んだのは、稲垣様の地元・藤枝市です。

物件は焼津街道沿いにあり、車の交通量が多く、周辺にはさまざまな店舗やゴルフ関連ショップがあります。店舗面積は約30坪、共同駐車場9台、賃料は月額約20万円です。

車移動が中心となる地域だからこそ、物件選びで特に重視したのが「立地」でした。

さらに、ゴルフナビ社による商圏分析で出店可能性を数字でも確認しました。

レポートを見た稲垣様の感想は、「これはいけるぞ、と思いました」

特に想定会員数が自身の予想より多かったことが、出店を決断する材料になりました。地元だからこその感覚に、商圏データによる裏付けが加わったのです。

「結構、汚い」物件から、3打席の店舗へ

現地調査時の物件は、まだ何も手を加えていない状態でした。

最初に見たときの印象を、稲垣様は率直に「結構、汚い」と振り返ります。

当初想定していたのは2打席。しかし、ゴルフナビ社が現地調査を行い、打席の広さや配置、利用者の動線などを検討した結果、約30坪の空間に3打席を配置できることが分かりました。

限られたスペースの使いやすさを確保しながら収益性を高めるため、最終的に3打席で計画を進めることになりました。

3Dで初めて見えた「完成形」

レイアウト決定後は、図面・3Dパースを作成し確認していただきました。

初めて3Dを見た稲垣様は、「わかりやすい」と感じたといいます。

平面図だけでは分かりにくい壁や打席の位置、空間全体の雰囲気まで視覚的に確認できるためです。

最初は完成後の姿を想像できなかった物件が、レイアウトと3Dによって具体的な店舗として見えるようになりました。

内装工事は、稲垣様のお父様が経営する会社が担当。これにより、内装費を大きく抑えることができました。

一方、実際に開業準備を進めるなかで、想像以上に大変だったのが資金面です。

銀行融資、日本政策金融公庫、保証協会など、初めて経験することも多く、特に事業計画書の作成には苦労したといいます。

シミュレーターは実際に触って選んだ

シミュレーター選びでは複数メーカーを検討し、横浜市のGOLFNAVIのショールーム(GOLFNAVI HAZAWA LOUNGE)にも足を運びました。

特に印象に残ったのがGTRのラウンドモードです。「ラウンドモードがすごいと思いました」

スイングプレートや半個室のような打席空間にも魅力を感じ、最終的にGOLFNAVI 2打席、SMARTSWING 1打席の計3打席を導入しました。

さらに予約システム「ゴルレン」とGOLFNAVIの連動により、予約時間になるとGOLFNAVIが利用でき、終了時間になると自動で利用できなくなる仕組みです。

予約管理と機器の稼働を連動させることで、店舗運営の負担を減らせる環境を整えました。

壁が立ち、クロスが張られ、「自分の店」になった

工事が始まると、何もなかった物件に壁が立ち、クロスが張られ、少しずつ店舗らしい姿へ変わっていきました。

稲垣様が「店ができる」と実感したのも、この頃だったといいます。

さらに看板が取り付けられ、最後にシミュレーターを設置。図面や3Dのなかにあった店舗が、現実の空間になりました。

あえて「ゴルフ場らしくない」店舗へ

店舗デザインは、シルバー、黒、グレーが基調です。

目指したのは、良い意味で「ゴルフ場感がない」空間。従来のゴルフ施設のイメージにとらわれず、初めての人でも入りやすい店舗にしたいという考えがあります。

稲垣様が大切にしているのは、店そのものを「ブランド」にすることです。

これから開業する人へのアドバイスとしても、「立地」とともに「ブランドづくり」を挙げています。

どこに出店するか。そして、どんなブランドとして地域の人に覚えてもらうのか。この2つが店舗づくりの重要な軸だと考えています。

オープン前から体験予約、法人契約の相談も

店舗は正式オープン前ですが、すでに数件の体験予約が入っています。

さらに近隣企業では法人契約を前向きに検討しており、現在、社員の利用率を調査している段階です。

商圏分析で「これはいけるぞ」と感じた手応えが、少しずつ実際の反応として表れ始めています。

「藤枝でインドアゴルフといったら、ここ」へ

稲垣様が目指しているのは、初心者から上級者、女性、シニア、ジュニアまで、地域のさまざまな人が気軽に利用できる場所です。

そして、ただ練習するだけではなく、イベントやコミュニティを通じて人と人がつながり、地域のゴルフ人口を増やしていくことも目指しています。

目標は明確です。

「藤枝でインドアゴルフといったら、ここ」

1年後に「開業して良かった」と思える基準として稲垣様が挙げるのは、「会員数」と「退会率の低さ」。会員を集めるだけでなく、長く通ってもらえる店舗を目指します。

すでに視線は「2店舗目」へ

そして、1店舗目のオープン前から、すでに2店舗目の構想も始まっています。

候補は静岡市のメインストリート。希望する規模は8打席ほどです。

「車で走っていると、空き店舗が目に入ってくる」

一度店舗づくりを経験したことで、街を見る視点も変わったといいます。

インドアゴルフ開業は、シミュレーター選びより前から始まっている

今回の店舗づくりは、シミュレーターを選ぶところから始まったわけではありません。

商圏を分析し、物件を調査する。打席数や動線を考えてレイアウトをつくり、3Dで完成形を確認する。内装工事を行い、シミュレーターを設置し、予約システムと連携する。

ゴルフナビ社は、商圏分析、現地調査、店舗レイアウト、3D設計、シミュレーター設置、ゴルレンとの連携など、開業までの店舗づくりを支援しました。

稲垣様がGOLFNAVIについて挙げたのは、「開業までアドバイスしてくれる」「サポートの手厚さ」「機器の豊富さ」です。

最初は完成形すらイメージできなかった約30坪の空間が、3打席のインドアゴルフ店舗へ。

そして今、その1店舗目がオープンする前から、次の店舗の構想も始まっています。

「藤枝でインドアゴルフといったら、ここ」へ。

何もない物件から始まった挑戦は、藤枝での1店舗目をスタート地点に、その先へと続いていきます。

店舗データ

項目内容
店舗名Fujieda Golf Studio
ホームページhttps://fujiedagolfstudio.com/
形態24時間営業
レッスン週末ティーチングイベントとして検討中
所在地静岡県藤枝市小石川町3丁目18−35
立地焼津街道沿い
店舗面積
天井高
約30坪(約100㎡)
3600mm
建物1997年築
駐車場共同9台
賃料月額約20万円
打席数3打席
導入シミュレーターGOLFNAVI 2打席/SMARTSWING 1打席
予約システムゴルレン
システム連携ゴルレン・GOLFNAVI連動、予約時間に合わせてシミュレーターをON/OFF
メインターゲット40〜60代の男女
想定利用者初心者、女性、シニア、上級者、ジュニアなど
店舗コンセプト地域密着・誰でも入りやすいインドアゴルフ
内装シルバー・黒・グレーを基調としたデザイン
ゴルフナビ社の主な役割り商圏分析、現地調査、レイアウト、3D設計、打席施工、シミュレーター設置、システム連携、開業支援
オープン前の状況体験予約数件/近隣企業が法人契約を検討中
今後の構想静岡市で8打席程度の2店舗目を検討